☆「ごめんなさい」言わせるのは親の自己満!?☆

福岡県大野城市、福岡市で活動しておりますベビーダンスインストラクターの渡邉恵里香です。

つい先日公園で娘と遊んでいるとき3歳くらいの男の子も混ざって仲良く遊び始めました。しかし私が娘から目を外した瞬間だったのでその時のことを見ていなかったのですが、ママの話によると、どうやら娘をいきなり男の子が押したらしいのです。(娘はただ立っていただけだったようです)娘も突然だったのでお砂場の上に倒れてしまいました。しかし娘にとっては転んだり喧嘩したり日常茶飯事。痛くもないためまた遊びはじめました。泣きもしなかったので私も気に留めていなかったのですが、男の子のママはすごい形相で男の子を怒り始めました。

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私は「うちの子が何かしてしまったのかもしれません。すみません。けがもないので大丈夫ですよ」と言いましたがママは男の子に理由も聞かずに「いいえ、○○くん、ごめんなさいを言いなさい」と叱りつけました。 男の子は納得しない表情のまま。ママはその後何度も「ごめんなさいを言いなさい」の繰り返し。近くにいたおばあちゃんも参戦して、絶対その言葉を言わないと帰れない雰囲気に。。。その間娘はびっくりして立ちぱなし。 結局20分くらいこのやり取りが続き最後は「【ごめんなさい】を言わないと収まりがつかないから言って。」とママが男の子に言っていました(笑)

そして最後の最後に納得してない表情で男の子は「ごめんなさい」が言えました。

ママは男の子に「よくいえたね~」と・・・ でもなんだかこのやりとり違和感がのこりました。

ついついママならよくあることですよね。子供が遊んでいて何かしてしまい「ごめんなさいを言いなさい」ということ。

私もあります。

そんな違和感が残る夜・・・

たまたまテレビを見ているときにその番組に出ていた保育士さんがおっしゃっていました。

「【ごめんなさい】を無理やり言わせるのは親の自己満ですよ。【ごめんなさい】って本当は心から悪かったって思っていってもらいたい言葉でしょ。うわべだけの【ごめんなさい】を言っても何も子供の心には残りませんよ」とおっしゃっていました。

まさにこれ~~~!!

うわべの【ごめんなさい】を小さい時から言わせていれば本当に悪いことをしても【ごめんなさい】を言えば何しても許される。と思ってしまう。うわべだけの【ごめんなさい】を呪文のように使う子になってしまいますよともおっしゃっていました。

結局親が【ごめんなさい】を言わせた。という自己満足。

「うちの子はごめんなさいを言えたから反省している。何が悪いかわかったであろう」という思い込みなのかもしれません。

娘を押した男の子には理由があったのかもしれない、何か言いたいことがあったはず。一緒にあそびたかったのかもしれないし、手をつなぎたかったのかもしれません。その前にうちの娘に何かされていたのかもしれません。

でも理由を言う前に「ごめんなさいを言いなさい」と言われてしまったら男の子は何も言えなかったのかもしれませんよね。

相手の親の手前私も「ごめんなさいを言いなさい」と言ってしまっていたけれど

よく子供の気持ちに寄り添い、心からのごめんなさいが言えるように何がごめんなさいなのか子供に考えさせ諭す

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このことが何より大切で自分の気持ちを満足させるためのごめんなさいでは子供の心はまったく成長しないんだと思いました。

もちろん危険なことや一人に対して大勢でいじめたりすることがあれば注意しなくてはなりませんが子供同士のやり取りのなかから子供は成長するのでちょっとした喧嘩はママたちも見守って様子を見ること、そしてたま~に手を差し伸べてあることが大事なのかもしれませんね。

 

子供の【心を育てる】

私たち親にとって一番難しいことです。

【育自】私たち自身も親として成長しなくてはなりませんね。

改めて子育てって奥が深~~~い。

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