【防災】忘れてはいけない震災 でも忘れたい想い

先日の地震。
茨城県北部沿岸部にある実家も
大きな揺れに見舞われました。
なかなか既読にならないLINEに
心配は募りましたが
幸いに人的被害はありませんでした。
母にメッセージをおくると
「やっと震災を忘れかけていたのに
またあの揺れで思い出してしまったよ」
と返信がきました。
「あの震災を忘れてはいけない!」
その想いで活動してきた私は衝撃を受けました。
もちろん両親は恐ろしさを忘れず
さまざまなものを備えています。
しかし、母にとっては、
あの震災は忘れたい記憶なんだと
初めて知りました。
確かに震災後生活は一変しました。
 
両親は生まれも育ちも茨城県日立市。
震災の時は震度6強でした。
津波の被害も目の当たりにして
ふるさとが変わってしまったのを
肌で感じたことと思います。
実家も修繕が必要となる
被害でした。
 
福島原発からも近い距離
常に放射線量と隣り合わせ。
 
海まですぐの我が家だったのに
砂遊びも海遊びも行けなくなりました。
 
祖父の楽しみだった野菜づくりも
結局誰も食べてくれないならと
野菜づくりを辞めました。
それでも、私たちより辛い人はたくさんいる。
両親はずっとそう言っていました。
しかし、
心の傷は人と比べるものではないのです。
あの揺れ、音、恐怖、寒さ、不安。
あの震災を忘れたかった。
11年経ってやっと話してくれた
母の本音だったのでしょう。
被災者の忘れたいと願う心の傷に
寄り添う大切なことを
また両親から気づかせてもらいました。
写真は震災当時の実家キッチンの様子です
 
 
【だっこ、おんぶ講座、防災講座、ベビーダンスについてのお問い合わせはこちら】

渡邉 恵里香 プロフィールはこちら

講座の日程・ご予約・お問い合わせはこちら

▣Facebookはこちらから「いいね、シェア」大歓迎です

▣Instagramはこちらから「いいね、フォロー」大歓迎です

▣LINE公式はこちらから  【ID】@525uhcoj